他のウェグナーデザインのチェアと同様にベアチェアもその遊び心あふれる、自然体のデザインから何か動物界を表しているかのように見えます。そして、名前もある記者がこのチェアに関して「アーム部分がまるで後ろから抱きしめる熊の手のようだ」と表現したことからつけられました。
ウェグナーはまた、このベアチェアはにあわせたフットスツールPP120もデザインしています。最上の座り心地のベアチェアは、熟練の職人が一脚一脚それぞれに少なくとも2週間をかけ仕上げていくチェアです。PPモブラーは1953年からベアチェアのフレームを製作し始めました。そしてこれを機に、ウェグナーとPPモブラーの生涯にわたるコラボレーションがスタートしたのです。